異常時対応訓練
万が一運転事故や災害が発生した場合を想定し、冷静、迅速な対応ができるよう、様々な訓練を実施しています。
お客様がホーム上で、異常を発見した場合、列車を緊急に停車させることを目的として、ホームに「非常停止ボタン」を設置しています。 列車を緊急に止める必要がある場合は、ホーム中央に設置している「非常停止ボタン」を押してください。
全駅のホームには、お客様の転落防止を目的としたホームドアを設け、安全を確保しております。ホームドアは、列車が駅の正しい位置に停止した場合に、自動で開閉します。また、万一ドアに挟まるとドアのセンサーが感知しドアが開き、挟み込み防止をしています。
並木中央駅で、無人駅の一括集中管理を行っています。この駅では、駅務機器・インターホン・放送装置・防災管理設備等を遠隔制御し、監視カメラおよびTVモニターを活用してお客様の安全確保と応対等、無人駅の管理を行っています。
平成16年7月14日からの法改正により、非医療従事者によるAEDの使用が認められ、公共性の高い施設への設置が進められています。
AEDは、心臓が不規則にけいれんし、血液を送り出せなくなる「心室細動」が起きた場合に、電気ショックを与え、心臓のリズムを正常に戻すための機器で、シーサイドラインでは、平成18年8月8日より有人3駅(新杉田駅、並木中央駅、金沢八景駅)に、平成21年4月1日より全駅にAEDを設置しています。どなたでもご利用いただけます。
平成18年4月1日より各鉄道事業社と共同で、より安全安心な地域づくりに貢献するため、「こども110番の駅」の取り組みを実施しています。
シーサイドラインでは、新杉田駅・並木中央駅・金沢八景駅の有人3駅で実施し、駅窓口付近に機関車トーマスのステッカーを貼っています。
「こども110番の駅」の取り組みは、不審者(犯人)から逃れるために逃げ込んできたこどもの安全を確保し、犯罪発生時のみならず、日ごろから安全への 配慮を心がけ、安全な地域づくりに貢献するとともに、こどもにとって楽しくフレンドリーな駅づくりを目指しています。 「こども110番の駅」のステッカーを見て、こどもが駅に助けを求めにきた場合、こどもを保護し、こどもに代わって110番通報を行うなどの対応をとります。
シーサイドラインは運転士のいない無人運転を行っています。これには「ATO装置(自動列車運転装置)と呼ばれる運転士の役目を果たしている装置を車両に搭載し、運行管理装置に予め登録されたダイヤに従い、「ATO装置」に記憶された走行データ(加減速・走行速度等)に沿って出発駅から次の駅、そしてまた次の駅……終点駅と自動で運転しています。
シーサイドラインは車両の「ATC装置(自動列車制御装置)」により制限速度を超えないように、また先行列車に異常接近しないよう制御(ブレーキを掛ける)するシステムになっています。またこの装置は2重系となっており、一方が故障してももう片方が機能するバックアップを備えています。2つの装置に異常が起きた場合には、非常停止するという常に安全側に働く(フェールセーフ)システムになっています。
電車の安全運行を支えるために日々、軌道(走行路)の点検・保守を行っています。軌道(走行路)の点検は、走行路上等に異常がないか徒歩による確認や運転台からの目視により点検・確認を行っています。万一の不測の事態(テロなど)に備え、走行路の点検は入念に行っています。
「不審物発見時の取り扱い」を車内放送し、お客様へテロ防止に対するご協力を呼びかけています。